3月17日(土)、家庭医療センター・教育診療所としてスタートした月寒ファミリークリニックの1年間の医療活動を振り返る「月寒フェスタ」を開催しました。
職員、研修医、医学生など40名が参加しました。
はじめに、札幌医科大学看護学科の今野美紀准教授より「看護の視点から見る家族そして地域の見方」の学習講話で
患者さんの背景にある家族や地域を新たな視点で見るポイントとや医療連携の重要性を学びました。
続いて、月寒ファミリークリニックのスタッフがチームとして取り組んできた1年の活動を振り返り“前進できたこと”を発表しました。
看護部門は、新たに午後外来を開始し認知症や療養指導の必要な患者さんとゆっくり関わりながら患者さんの療養を支えることができた内容や、
様々な困難を抱えながらも自分らしく生きたいと願う患者さんの在宅生活を医療と介護の連携で支えてきた訪問診療の事例を報告しました。
事務技術部門は、月寒地域フィールドや患者塾など地域を知る活動、より良い医療提供のために行なってきた多職種連携や全職員での“気にカン”、
医学生とともに学んだ地域医療・チーム医療、収益確保のために職種の枠を超えて役割を発揮して奮闘してきたこと、そして様々な取り組みを通して
職員同士の絆を深めてきたことを撮りためてきた写真とともに振り返りました。
また、医学生・研修医からは「自分が思い描いている家庭医療がここで実践されていた」「疾患だけでなく生活背景を見ることが大切と学んだ」
「職員一人一人がとても大切な存在であり、みんなが助け合って患者さんを支えていると解った」「月寒での経験を通して視野が広がった」など、
月寒ファミリークリニックでの実習・研修を通して学んだことを発表してくれました。
泉・寺田両先生を先頭に新たなチャレンジを行なってきたこの1年はみんなの“宝物”となり、2年目へ向けて力を併せていこうと誓い合いました。
(写真のロゴマークは卵の殻で作ったものです!!)