6月26日(火)に「生活保護」をテーマに第5回月寒サミットを開催しました。今回は西区でホームレスパトロールの活動もされている勤医協西区病院SWの田村優実さんを講師に招き、生活保護制度や生活保護をめぐる状況など詳しく説明していただきました。田村さんは言います。「最近の芸能人家族に対しての法的根拠のないバッシング報道は、本当に困窮していて申請を考えている方、現在保護を受けている方への影響は計り知れない。受給の要因となっている貧困な社会保障制度こそ早急な改善が求められるべき」と。
参加者からは補足率(生活保護支給基準以下の所得で実際受給している割合)でドイツやイギリスが80%代なのに対して、日本が20%以下である事実に一様に驚きの声も。また、月寒ファミリークリニックでの無料低額診療の事例を検討し、どうすれば安心して暮らし続けられるような支援ができるのか積極的な意見交換がされるなど貴重な学びの場となりました。