第3回プライマリ・ケア連合学会は、9月1日・2日の2日間、福岡県で開催されました。(昨年は札幌でしたが、今年度は遠く福岡県での開催でした)月寒ファミリークリニックからは、遠路にも関わらず、医師2名、看護師3名での参加でした。一日目の梅前看護師・寺田医師による「イブニングプロジェクト」のポスター発表のほか、泉医師の「訪問診療を担う医師育成のために」のポスター発表がありました。
イブニングスタープロジェクトの発表では、3年計画でこのプロジェクトは3年計画で考えていること、一年目の今年度は「独居高齢者のインタビューから見えてくること」を発表しました。発表は、9年目の看護師と医師のコラボで行われました。(全国デビューしたぞ〜!!)
2日目は「実践してみよう!専門職連携(IPW)−"あれっインスリン何単位だったけ?はて今日打ったっけ?"認知症を持つ独居高齢者をいかに地域でささえられるかーというテーマでワークショップを行いました。(4年目の看護師小林由佳看護師の全国デビューでした!!)事例紹介では、経過だけでなく寸劇も交えリアルに事例紹介を行いました。また、グーループワークでは、参加者(医師・薬剤師)がそれぞれ訪問看護師やヘルパーといった他職種になりきって討議することを提案しました。他職種の方々がどういう思いでカンファレンスの参加や連携をしているのかを体験することができました。
このワークショップでは、独居高齢者を支えるためには、社会にある様々な資源を使い連携することが必須となっていること、そこには、「パーソンセンタードケア」という関わるときの大切な考え方やそれぞれの専門職の方々の連携なしには独居高齢者を支えることができないことを実感することができました。
2日目のワークショップを終えた参加者は、大宰府天満宮で、みんなの健康と今後の家庭医療の発展を祈願しました。そして千歳への帰路につきました。