2014年3月31日月曜日

第16回日本在宅医学会大会に行ってきました!part.1

みなさん、こんにちは。看護師の梅前です。

3月1日〜2日静岡県浜松市で行われた第16回日本在宅医学会大会に行ってきました。日本在宅医学会大会とは訪問診療医のみならず在宅医療に携わるすべての職種が参加し、講演を聞いたり、活動報告、研究発表をしたり非常に興味深い、そして盛りだくさんな学会です。



私たちのクリニックでも訪問診療を行なっています。最近、何かと耳にする「超高齢社会」や「自宅看取り」。私たちが住み慣れた地域で安心して暮らす、そして住み慣れた地域で最期の時を過ごすにはどんな医療が行われているのか。その最先端を見て、感じて、学んできました。



 今回大会長を務めた坂の上ファミリークリニック:小野宏志先生の大会あいさつの一部です。「現在日本は、治す医療においては世界でもトップレベルの水準を維持しています。それに比べて、支える医療においては先進国の中でも低い水準に甘んじています。これからの日本が安心して人生を全うできる社会になるには、もちろん治す医療も大切ですが、支える医療をより充実させていかなければなりません。そのために、在宅医療を充実させなければなりません。誰もが住み慣れた自宅で暮らしたいのです。また誰もが、必死で自分を育ててくれた親を、本当は安心して自宅で住まわせてあげたいのではないでしょうか。もちろん、すべての人が自宅で最期まで暮らすことができるわけではありません。しかし、少しでも多くの人のその気持ちをかなえてあげることができるように、在宅医療は広まっていくべきです。在宅医学会は、そのような成熟した社会になるような道標にならなければならないと思います。」私が目指したい医療、そして地域作りはこの言葉に集約されていると思います。



 次回につづく



参考:http://www.zaitakuigakkai.org/

http://www.ccs-net.co.jp/zaitaku16/index.html

第3回月寒フェスタを開催しました。

第3回月寒フェスタを開催しました。

月寒フェスタは1年間の「こんな取り組みが出来た!がんばった!」をスタッフひとりひとりが自分の言葉で発表し振り返る「みんなの自慢大会」です。

2011年に月寒ファミリークリニック単独で始まった月寒フェスタも、3年目の今年は北区ぽぷらクリニック・余市診療所・黒松内診療所からも参加していただき大変賑やかなフェスタへと成長しました。どの診療所の「自慢」もそれぞれに志向を凝らされておりとても楽しく、そして各診療所の奮闘ぶりが伝わるとても魅力的な内容でした。

各診療所の報告に先立ち室蘭診療所所長の渋谷譲先生より「私と民医連診療所」をご講演いただきました。先生が医師を志し民医連医療と出会ったストーリーから始まり、診療所所長としての医師人生の始まり。離島健診。専門医研修。回復期リハ病棟の開設。社会情勢や制度改悪の荒波。困難な状況の中でもチーム医療を続けられてきた先生。様々な経験を経て現在は診療所医療を担う今の先生のご奮闘ぶり。たくさんの貴重なお話しを聞かせていただきました。

参加者の中には先生のお話しを初めて聞く若い職員もおり、民医連の歴史や先生の医師としての軌跡を知ることが出来て感動し励まされました!などの感想が寄せられていました。



2011年にスタートした北海道勤医協家庭医療センターは今年で4年目に突入します。これからさらに広がりを見せ輝きを増す、家庭医療と月寒フェスタをどうぞご期待ください。

参加していただいた多くの皆様ありがとうございました。