2013年6月26日水曜日

青空健康チェック

6/25(火)、スーパーアークス月寒東店の軒先をお借りして2013年度第1回目の「青空健康チェック」を行いました。

血圧・身長・体重測定と医師による医療相談・健康相談を行い、25名の方に立ち寄っていただきました。
今回は濱野貴通副院長と研修に来ている宮澤元先生のイケメンドクター2人が並んで相談に。

約1時間の間、相談コーナーは途切れる間がありませんでした。

普段から病院に通院している方から、ちょっと身体のことが気になっていたけど病院には・・・という方まで気軽に医師に相談できるのはよい機会になっていただけたと思います。

私たち医療者にとっても、青空健康チェックは地域の方々と触れ合い、地域の状況や暮らしぶりを知ることのできる貴重な機会です。

青空健康チェックは7月以降も開催しますので、みなさんぜひお立ち寄りください♪

7/23(火) 8/27(火) 9/24(火) 
スーパーアークス月寒東店にて 
14:00〜15:00開催

健康診断を受けましょう!

月寒ファミリークリニックでは今年の4月から赴任した医師(Doctor)、看護師(Nurse)、事務(Jimu)の3名でチームDNJとして活動しております。
今回は待合室に貼る健康診断のご案内のポスターを作成しました。

みなさん、健康診断をぜひ受けましょう!
早期発見、早期治療で健康な毎日を過ごしましょう!

健診は予約なしで毎日受けられます。
お問い合わせは月寒ファミリークリニックまでお電話ください。

2013年6月21日金曜日

第2回 健康相談会

6月20日(木)、第2回目の健康相談会を開催しました。

今回のテーマは「こんなにわかる血液検査 〜健康診断で何がわかるの?〜」です。
お話しは、現在月寒ファミリークリニックで地域医療研修中の宮澤元先生でした。

健康診断で行われる血液検査の項目ごとにどんな病気を調べることができるのかを詳しくお話しました。
検査結果に異常が出ても身体には症状がでにくいことや、そのままにしておくと重篤な病気に進行する場合があることから、健康診断で身体の状態を知ることはとても大切です。

また、みなさんが採血の際にきっと感じている疑問にも、実演を交えてわかりやすく説明していただきました。

「何本も採血管を使用するのはナゼ?」
→採血管ごとに調べる項目が違う(貧血・脂質・腎臓・糖尿・尿酸など)ので、必要な検査に応じて採血管の本数が異なります。

「実際に採っている血液の量はどれくらい?」
→血液検査の際に採取している血液の量は、本当にわずかなものです。
 実際に、3本の採血管(一般血液、血糖、生化学)に色水を入れ、その水をコップに移し入れてみることで、採血量を測ってみました。

参加者からは、
「採血管にはそれぞれ調べているものが違うことがわかった」
「私はいつも灰色のキャップの採血管で採血しているわ」
「いつも、たくさん血を採られているって思っていたけど、本当はこんなに少ない量だったなんて、正直びっくり!」 などの感想が出されました。

最後に宮澤先生より、"以下の3つを心がけて早期発見・早期治療を行いましょう!"と呼びかけました。

�健康診断を毎年必ず受けること
�生活習慣(食事・運動など)に気を配ること、改善すること
�現在飲んでいるお薬がある場合は、症状の有無に関わらずきちんと服用を続けること


★次回の健康相談会は7月18日(木)14:00〜、テーマは「熱中症予防」です。みなさんの参加をお待ちしています!!

2013年6月14日金曜日

4回日本プライマリ・ケア連合学会 参加報告
看護師 西田 英未
1日目
    Meet the Expert4「福島県における小児甲状腺超音波検査の現状と展望」
                    福島県立医科大学   鈴木DR
東日本大震災の原発事故により多量の放射性物質が大気中に放出された。その量はチェルノブイリ事故の7分の1程度といわれていたが放射線物質による小児甲状腺がん発症への住民の不安は強い。そのため福島医大は事故当時018才以下の36万人に対し生涯にわたり甲状腺癌の検査を行うことを決めた。20131月の時点で検査者数は15万人を超えており、今後は県外に避難した人へのフォロー方法を検討している。
・検査内容
一次検査~甲状腺エコー(結節のスクリーニング)
二次検査~甲状腺エコー(精密)、採血検尿   ※必要時定期受診につなぐ
<感想>
 住民の不安に対し素早く行動しているのがすごいとおもった。また、フォローも1回ではなく生涯にわたり住民のニーズに対し適していると思った。すごい人数になって大変だと思うが、この検査を行いつづけてまとめることにより放射線の風評被害も減っていくと良いと思いました。

    Meet the Expert5「地域で守ろう小さな命~地域医療の要:
                                          お母さんへの情報発信 Update
・起こってからでは遅すぎる!どうする子どもも事故予防~保護者の興味はどこに?~
                あかちゃんとこどもクリニック  田中DR
 子どもの死亡原因第1位は“不慮の事故”であり、たばこの飲み込みや転落など一歩間違えば死につながるものもある。また、そのほとんどは保護者が注意していれば防げたものばかりである。しかし事故は起こすまではまさか自分が起こすとは思っていないため、保護者から勉強会で聞きたいテーマを聞くと、感染症や予防接種のことばかりでほとんどの親が事故には無関心である。なので、当院で行っている具体的な予防策についてお話する。
まず関心の強い感染症などのテーマで学習会を開いて人を集めその中で事故の話にもっていき事故の危険性について伝えていくようにしていく。
実際に事故をおこしたとき、保護者には怒りたく気持ちもあるが、事故当初は保護者も動揺しているのでそのときに話しても効果がない。こどもの容態が落ち着いてからゆっくり危険性を話し、再発予防につなげていくことが大切である。
通常の診療の場面でも、あえて危険になるシチュエーションを作り「今、危なかったよ。」と伝えることで日頃から事故に対する意識づくりをしていく。
<感想>
 小児の死亡原因で一番多いのは不慮の事故だと知ってはいたが、実際にどんな風に指導していけばいいか分からなかったので具体的な方法のレクチャーはとても勉強になった。子どもは大人が予想もしない事を行う。また、子どもは体が出来上がっていない為容易に障害が起き、最悪の場合なくなることもある。そうなってからでは遅いので普段から保護者の意識作りが大切だと改めて学びました。

・親・家族への“子育て情報”発信~極意と課題~
かわむらこどもクリニック  川村DR
少子化や核家族化などの社会構造の変化は、子育て中の母親に大きな影響を与えている。母親の孤立化、ネットによる多種多様な情報にまどわされて正確な情報にたどり着けない保護者もいる。そのような現状を受けかわむらクリニックでは「母親の不安・心配解消」を理念に、情報発信の手段としてHPを開設した。
HPでは一方通行の情報にならないように医療相談もはじめた。最近ではTwitterFacebookも取り入れて情報発信を行っている。
情報発信には様々な問題点が存在し混乱を招く危険性もあるが、信頼できる医師が正しい情報を発信していくのは必要です。
<感想>
 今の子育て世代は2030代で一番ネットを利用する年代である。医療現場でも情報の発信方法も世代に合わせて方法で行っていくことが大切だと感じました。

2日目
①一般公演
 地域での看取り 地域連携としてのデスカンファレンスの取り組み
 看取りを行った事例を通してデスカンファレンス(死後カンファレンス)に有用性のついての報告。
事例1:腎不全。小規模多機能施設で看取る予定だったが、状態増悪し苦痛がともなったため病院に救急搬送され翌日亡くなった。
事例2:認知症。GH入所中。経口摂取不能になり家族同席のもとGHで亡くなった。
事例3:認知症。GH入所中。経口摂取減少しGHで亡くなった。
 デスカンファレンスは医療者・家族だけでなく施設スタッフも含めておこなった。それにより医療専門職でないスタッフが看取るうえでどのようなことが不安なのか、精神面の負担について聞くことができた。デスカンファレンスを行ない話し合うことで1人の人間の死に直面したスタッフの精神的負担を軽減することができるのだとわかりました。
<感想>
 医療者は人の死についてある程度の学習を行い、その過程を学んでいる事が多い、しかしGHの職員などは全員が必ずしもそのような知識があるものとは限らない。そのような人が1人の人間の死に直面した時の負担はとても大きいと思う。患者さん、その家族のためにももちろんデスカンファレンスは必要だが、そのような職員の為にもデスカンファレンスは必要なことだと思いました。

2013年6月13日木曜日

第4回日本プライマリ・ケア連合学会 参加報告

第4回日本プライマリ・ケア連合学会 参加報告

看護師 西田英未

� Meet the Expert4「福島県における小児甲状腺超音波検査の現状と展望」

                    福島県立医科大学   鈴木DR

東日本大震災の原発事故により多量の放射性物質が大気中に放出された。その量はチェルノブイリ事故の7分の1程度といわれていたが放射線物質による小児甲状腺がん発症への住民の不安は強い。そのため福島医大は事故当時0〜18才以下の36万人に対し生涯にわたり甲状腺癌の検査を行うことを決めた。2013年1月の時点で検査者数は15万人を超えており、今後は県外に避難した人へのフォロー方法を検討している。 ・検査内容 一次検査〜甲状腺エコー(結節のスクリーニング) 二次検査〜甲状腺エコー(精密)、採血検尿   ※必要時定期受診につなぐ
<感想>  住民の不安に対し素早く行動しているのがすごいとおもった。また、フォローも1回ではなく生涯にわたり住民のニーズに対し適していると思った。すごい人数になって大変だと思うが、この検査を行いつづけてまとめることにより放射線の風評被害も減っていくと良いと思いました。

� Meet the Expert5「地域で守ろう小さな命〜地域医療の要: お母さんへの情報発信 Update」
 ・起こってからでは遅すぎる!どうする子どもも事故予防〜保護者の興味はどこに?〜                 あかちゃんとこどもクリニック  田中DR  子どもの死亡原因第1位は"不慮の事故"であり、たばこの飲み込みや転落など一歩間違えば死につながるものもある。また、そのほとんどは保護者が注意していれば防げたものばかりである。しかし事故は起こすまではまさか自分が起こすとは思っていないため、保護者から勉強会で聞きたいテーマを聞くと、感染症や予防接種のことばかりでほとんどの親が事故には無関心である。なので、当院で行っている具体的な予防策についてお話する。 まず関心の強い感染症などのテーマで学習会を開いて人を集めその中で事故の話にもっていき事故の危険性について伝えていくようにしていく。実際に事故をおこしたとき、保護者には怒りたく気持ちもあるが、事故当初は保護者も動揺しているのでそのときに話しても効果がない。こどもの容態が落ち着いてからゆっくり危険性を話し、再発予防につなげていくことが大切です。通常の診療の場面でも、あえて危険になるシチュエーションを作り「今、危なかったよ。」と伝えることで日頃から事故に対する意識づくりをしていく。
<感想> 小児の死亡原因で一番多いのは不慮の事故だと知ってはいたが、実際にどんな風に指導していけばいいか分からなかったので具体的な方法のレクチャーはとても勉強になった。子どもは大人が予想もしない事を行う。また、子どもは体が出来上がっていない為容易に障害が起き、最悪の場合なくなることもある。そうなってからでは遅いので普段から保護者の意識作りが大切だと改めて学びました。

 ・親・家族への"子育て情報"発信〜極意と課題〜  かわむらこどもクリニック  川村DR
少子化や核家族化などの社会構造の変化は、子育て中の母親に大きな影響を与えている。母親の孤立化、ネットによる多種多様な情報にまどわされて正確な情報にたどり着けない保護者もいる。そのような現状を受けかわむらクリニックでは「母親の不安・心配解消」を理念に、情報発信の手段としてHPを開設しました。 HPでは一方通行の情報にならないように医療相談もはじめた。最近ではTwitter、Facebookも取り入れて情報発信を行っています。 情報発信には様々な問題点が存在し混乱を招く危険性もあるが、信頼できる医師が正しい情報を発信していくのは必要です。
<感想>  今の子育て世代は20−30代で一番ネットを利用する年代である。医療現場でも情報の発信方法も世代に合わせて方法で行っていくことが大切だと感じました。

2日目 一般公演  
地域での看取り 地域連携としてのデスカンファレンスの取り組み 看取りを行った事例を通してデスカンファレンス(死後カンファレンス)に有用性のついての報告。
事例1:腎不全。小規模多機能施設で看取る予定だったが、状態増悪し苦痛がともなったため病院に救急搬送され翌日亡くなった。
事例2:認知症。GH入所中。経口摂取不能になり家族同席のもとGHで亡くなった。 事例3:認知症。GH入所中。経口摂取減少しGHで亡くなった。  デスカンファレンスは医療者・家族だけでなく施設スタッフも含めておこないました。それにより医療専門職でないスタッフが看取るうえでどのようなことが不安なのか、精神面の負担について聞くことができました。デスカンファレンスを行ない話し合うことで1人の人間の死に直面したスタッフの精神的負担を軽減することができるのだとわかりました。 <感想> 医療者は人の死についてある程度の学習を行い、その過程を学んでいる事が多い、しかしGHの職員などは全員が必ずしもそのような知識があるものとは限らない。そのような人が1人の人間の死に直面した時の負担はとても大きいと思います。患者さん、その家族のためにももちろんデスカンファレンスは必要だが、そのような職員の為にもデスカンファレンスは必要なことだと思いました。

風疹ワクチンを実施しています

2011年以降、風疹患者は全国的に激増しています。
妊婦さんが風疹にかかると、生まれてくる子どもに先天性風疹症候群という障害を引き起こすことがあります。
これ以上の風疹の流行を防ぎ先天性風疹症候群を予防するために、風疹ワクチンの接種を推奨します。

◎接種推奨者◎ 20歳〜60歳
特に、
・近々または将来妊娠を希望する女性
・成人男性
・妊婦または妊娠希望女性の周囲の人(家族、親族、知人、職場の同僚など)

※過去に風疹にかかったか不明、またはワクチン接種の有無が不明の方は、ワクチン接種を勧めますが、その前に血液検査で抗体を測定することができます。

★風疹ワクチン接種についてのお問い合わせとご予約は、月寒ファミリークリニックまでお願いします★ 

2013年6月7日金曜日

家庭医療=勤医協医療+α

6/6(木)、泉京子院長が「家庭医療って何?」をテーマに勤医協小樽診療所で
講演を行いました。
家庭医療学が登場した医学を取り巻く背景と歴史から、生物・心理・社会理論を用いて病の要因となる複雑な関係を丁寧に診ていくことの大切さ、そしてこの間月寒ファミリークリニックで取り組んできた全職種参加のカンファレンスや振り返りなどを紹介しました。
「家庭医療とは、今まで勤医協が大事にしてきた医療そのもの。それを体系化していくことが家庭医療の実践です。日々の実践を形にし、共有し、振り返りを行うことで、私たちの医療活動に確信を持ち、発展させていきましよう」の呼びかけに、「早速明日から取り組みを進めていきます」の返答があり、家庭医療実践の広がりを予感・・・!

講演後の懇談では、小樽診療所がこの間取り組んできた地域実態調査や様々な医療活動を教えていただき、月寒ファミリークリニックでも参考にしたいヒントをたくさんもらうことができました。改めて、各診療所の実践を交流しあうことの大切さを実感する機会となりました。

2013年6月4日火曜日

健康相談会について

みなさん、こんにちは。

看護師の梅前(うめざき)です。

毎日良い天気ですね。

春をのんびり過ごそうと思ったら、いつの間にか夏がはじまっていて驚く、今日この頃です。



さて、お知らせです。

当クリニックでは月に1回の健康相談会を行っています。



今年度の第1回目が5月23日(木)に当クリニックで行われました。

1回目のテーマは「こんなにわかる尿検査〜」でした。

地域の方々12名、医学生1名、職員11名の合計25名の参加がありました。

濱野副院長のわかりやすい講義のあと、質問や感想を出し合い、とてもよい交流の場になりました。参加者の方からはぜひ続けてほしい、次回はこのテーマで…など激励の言葉が聞かれました。職員にとっても、患者様や地域の方々がどんなことを知りたいのか、どんな要望を持っているのかを知る、とても貴重な経験となりました。



さて、第2回目ですが6月20日(木)に行うことが決定しています。

テーマは血液。尿の次は血液…?

安直な考え!(^_^;)ととられるかもしれませんが、いやいや大事なことなのです!

なぜなら・・・

・ 血液検査は痛い

・ 血液検査はお金がかかる

・ なんで何本も採血するんだ、もったいない。

と、皆さん、辛い思いをして検査に臨まれているじゃないですか。

でも採血結果って、とても専門的で難しいじゃないですか?



普段、当院をご利用されている方々であれば御存知かと思いますが、当院は待ち時間が長い!そして、診察室に入ったら忙しそうにしている先生方の姿をみていると…聞きたいことも聞けないのではないかな?と思います。



なので!

健康相談会に参加して先生に聞いてみませんか?血液検査の分からないこと、知りたいこと!

6月の健康相談会も医師の講義をしてから質問コーナーを設けます。

興味のある方はお友達を誘って、ぜひご参加ください!

お待ちしていまーす!                           



梅前

2013年6月1日土曜日

健康相談会

健康相談会

健康相談会お知らせ

健康相談会お知らせ


健康相談会を行います
日時  6 月20日(木)14:00〜15:30
テーマ 「こんなにわかる血液検査」
場所  勤医協月寒ファミリークリニック

お話し
濱野貴通医師(月寒ファミリークリニック副院長)
宮澤元医師 (勤医協中央病院研修医)

どなたでも参加できます。お待ちしております。
参加費無料

第4回 日本プライマリケア連合学会学術大会に参加しました!(第1報)

5月18日・19日の二日間、宮城県仙台市で開催され、医師2名、看護師3名、薬剤師1名の6名で参加しました。

「新しい地域医療を拓く〜がんばろう日本〜」をテーマに開催されました。

ノンフィクション作家の柳田邦男氏による特別講演、—危機の時代と「決断する医療人」もあり、多くの口演やポスターセッション、ワークショップやシンポジュウムなどがありました。



月寒からは、ポスターセッションでの発表と院長がシンポジストになり、参加しました。