2013年6月21日金曜日

第2回 健康相談会

6月20日(木)、第2回目の健康相談会を開催しました。

今回のテーマは「こんなにわかる血液検査 〜健康診断で何がわかるの?〜」です。
お話しは、現在月寒ファミリークリニックで地域医療研修中の宮澤元先生でした。

健康診断で行われる血液検査の項目ごとにどんな病気を調べることができるのかを詳しくお話しました。
検査結果に異常が出ても身体には症状がでにくいことや、そのままにしておくと重篤な病気に進行する場合があることから、健康診断で身体の状態を知ることはとても大切です。

また、みなさんが採血の際にきっと感じている疑問にも、実演を交えてわかりやすく説明していただきました。

「何本も採血管を使用するのはナゼ?」
→採血管ごとに調べる項目が違う(貧血・脂質・腎臓・糖尿・尿酸など)ので、必要な検査に応じて採血管の本数が異なります。

「実際に採っている血液の量はどれくらい?」
→血液検査の際に採取している血液の量は、本当にわずかなものです。
 実際に、3本の採血管(一般血液、血糖、生化学)に色水を入れ、その水をコップに移し入れてみることで、採血量を測ってみました。

参加者からは、
「採血管にはそれぞれ調べているものが違うことがわかった」
「私はいつも灰色のキャップの採血管で採血しているわ」
「いつも、たくさん血を採られているって思っていたけど、本当はこんなに少ない量だったなんて、正直びっくり!」 などの感想が出されました。

最後に宮澤先生より、"以下の3つを心がけて早期発見・早期治療を行いましょう!"と呼びかけました。

�健康診断を毎年必ず受けること
�生活習慣(食事・運動など)に気を配ること、改善すること
�現在飲んでいるお薬がある場合は、症状の有無に関わらずきちんと服用を続けること


★次回の健康相談会は7月18日(木)14:00〜、テーマは「熱中症予防」です。みなさんの参加をお待ちしています!!